会計を事業に活かす

会計のメリット

会計を活用するメリットは様々あります。会計により自社の財務状況が明確化し、投資判断や経営改善などに役立てることができます。また、金融機関や取引先からの信頼を勝ち取ることにも寄与します。

また、会計処理を自社の経営状態の把握に位置づけることで、コスト意識の強化や採算性の意識向上に役立ったという事例もあります。

会計により正しい損益計算書や貸借対照表を作成することができたら、次に事業計画書や資金繰り表の作成もしてみましょう。事業計画書とは、将来の事業計画するための資料であり、今後の経営の舵取りに役立ちます。また、会社の資金繰り状況を把握するための資金繰り表も事業計画とともに重要な資料です。資金繰り表は事業計画書は密接に関係しており、整合性を取るように心がけることも重要です。

事業計画の策定

事業計画では、今後の売上高や利益について過去の業績や将来の見通しを踏まえて現実的なものを作成することが望まれます。事業計画をもとに計画の達成度や進捗度を継続的に確認していくことになります。

将来の計画は、どうしても甘く予想しがちですが、将来の見通しから考えて実現できるものを作成しなければ絵に描いた餅となってしまいます。

計画の達成度合いを定期的にモニターしていくことも重要です。

資金繰り表の作成

たとえ、損益計算書上で増収増益であっても、会社が倒産しないとは言えません。いわゆる勘定合って銭足らずという黒字倒産という事態も考えられるのです。事業活動では、売上が計上されても、顧客からもらう資金の回収が遅くなったり、商品の仕入れに際して、前払いの必要があったりすることがあるからです。

したがって、このような事態に陥らないためにも、キャシュフロー計算書や資金繰り表を作成することで資金の効果的な管理を行うことが重要です。

事業を進めていく上では、ある程度の資金的な余裕がないと、本当の意味で良い経営をすることはできないのではないでしょうか。資金繰りがひっ迫していると、利益の出ない仕事に手を出したり、顧客のことを第一に考えることができなくなる危険性もはらんでいます。

したがって、資金繰りに無理のないように計画をたてることは大変重要なことなのです。

資金繰りの改善のポイントとしては、資金収入・支出のサイトの見直し、在庫の回転期間の改善、現金売上、前受割合の向上、遊休資産の売却等が挙げられます。

会社の経営分析

以上で説明してきた知識をもとに実際に自社の経営分析を行い、経営改善に取り組んでみましょう。

まず、会社の経営分析をする上で、4つの側面から見てみましょう。4つの側面とは、収益性、効率性、安全性、借入余力といった視点が考えられます。
例えば、下記の指標を利用することができます。

  • 営業利益率
  • 総資本回転率
  • 自己資本比率
  • 借入金月商倍率 など

この4つのどれか1つが良くて他に3つが悪い状態では経営が順調であるとは言えません。4つの側面がバランスよく保たれるように経営を維持していくことが重要です。